治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.24|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 男性

これまでの患者様の経過について

 1週間ほど前に、左側に腰痛発症。

 翌日の就寝時、右側の腰痛と下腿に激痛。

 病院受診し、脊柱管狭窄症と診断される。

 ブロック注射、薬、湿布を使用する。

 改善せず、来院。

治療前の症状について

 就寝後、3時間ほどで足の痛みで目が覚める。

 腰部より、右の下腿が痛い。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い3640

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-足

 前屈:可能

 後屈:立位状態で痛み

 咳・くしゃみ:ひびかない

 かかと立ち:可能

 つま先立ち:可能

 圧痛点:L3/4,4/5

 うつ伏せになれない

・日常動作

 寝返り動作や重量物の保持はやや困難

 2か月ほど前からの間欠性跛行

画像及び所見について

  • L3/4,4/5-脊柱管狭窄症
  • L2/3,5/s-椎間板変性に伴う膨隆

 以上のことが画像上認められます。

・L3/4,4/5-脊柱管の圧排で、足の痛みの可能性が高い。

 L2/3,5/s–椎間板変性、膨隆を認め、予防的側面から。

治療について

患者様と相談の元、L2/3,3/4,4/5,5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は60分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル4箇所=1,650,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長